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YMCAは挑戦したい人に
門戸が開かれています。

大阪YMCA 総主事

KENICHIRO OGAWA

小川 健一郎

YMCAについて

YMCAは、175年前にイギリスロンドンで誕生し、若者が社会を良くしたい!という強い願いをもって集まったのがスタートです。日常は、目の前の一人一人と向き合い、目の前の人が、またその人につながる家族や友達が良くなることを願って、プロフェッショナルとして教育、支援、相談を行います。

YMCAは挑戦したい人に門戸が開かれています。自分から勉強して準備をすれば、相談に乗ってくれる先輩が必ずいます。私は、学校教育の業務からスタートし、語学事業、発達障がい児サポート、キャンプ、保育事業、企画開発、留学生事業と担当を変わりながら管理職になりました。担当が変わるたびに、不安もありましたが、それぞれ人に勇気を与えるやりがいのある事業です。どんな困難があっても、命まで取られることはあるまいと思って全力を尽くしました。

日本全国には34の都市YMCAがあり、私は新卒で東京YMCAに入職し、北九州YMCAでの勤務を経て、2018年4月より大阪YMCAで総主事を担っております。

公益法人の将来

公益法人とは、公益の増進のために事業を行っており、事業を行って得た利益は、公益事業のために使います。営利法人では、株主や経営者に利益が配分され、全く異なる仕組みです。世界には崇高な理念を有した公益法人が数多くあり、YMCAは世界のパイオニアです。今後さらに発展していくには、YMCAの理念に基づき、社会が必要としているものはいったい何なのか?またそれに応える技術やサービスは何なのかを見極めて事業を展開することが大切です。

大阪YMCAの中長期計画

大阪YMCAは、0歳から100歳の方と向き合っています。人間は、小さな出来事に悩み、不安を抱え、自信をもって生きていくことが難しい存在です。大阪YMCAは、希望をもって共に生きる社会を目指し、ウエルネス事業、学校事業、社会福祉事業、こども園事業を実施しています。今後、中長期で影響を与える要因は、
第1にグローバル化とAIをはじめとする科学技術の発展です。グローバル化は、人間に異文化をどのように共存させるかを求め、AIの発展は人間がすべきことと、悩むべきことが明確になってくると思います。
第2に高齢化社会と若者の育成、ユースエンパワメントです。高齢化社会は、高齢者にとって生活しやすい社会づくりを求めていますが、同時に若者が自由に意見を言え、次の時代を担う若者が育つ環境があることが必要です。このバランス、共存をどのようにしていくのかがチャレンジです。
第3に自前主義ではなく、ビジョン実現のために、他部門、他団体と一緒になって知恵を出し合う共創の概念が必要です。専門知識の高度化もさることながら、学際的な取り組みから社会課題解決の道が見つかる可能性があります。

 

私の経歴

大学では経営学を学び、陸上競技のサークル活動、バングラデシュに寺子屋をつくる海外ボランティアなどをしました。外国語に対しては苦手意識が強かったですが、これからは海外との関係が大切だと考えて、大学2年生の時にアメリカ・ロサンゼルスに1カ月語学研修に行きました。

営利を求めない国際団体であるYMCAに興味を持ち、東京YMCAに入職しました。配属先は国際ホテル専門学校で、高校卒業の日本人、留学生に日本のホテルで就職できるように学生指導をしました。勤務開始3年目で、ヨーロッパ研修の引率をしたり、4年目でアメリカ研修の引率をしたりとチャンスを頂き、やる気がパワーアップしたことを覚えています。

休日は、料理や読書、冬にはスキーを楽しんでいます。業務で国内外の出張が多いため、休日は近場で過ごすことが多いです。

求める人物像

・明るくて、ポジティブに考えられる人。
・頭で考える前に体が動いてしまう人。
・心は熱くても、冷静に物事を考えられる人。
・体の健康、心の平安、社会を良くする知恵を大切にしている人。
・年齢や所属に関わらず人間として向き合うことができる人。
・外国人とコミュニケーションを取れる人。
・社会や経済の仕組みの基礎がわかる人。
・法律を守り、ハラスメントをしない人。
・難しいことをやさしく話すことができる人。
・家族を大切にする人。
・諦めずに最後まで努力する人。