茅葺風宿泊棟(大)
萱葺風木造家の宿泊施設です。施設内には8名~16名定員の コテージが6棟あり、
へっついさん、いろり、五右衛門風呂と薪木の火を囲む暮らしをお楽しみいただけます。
囲炉裏(いろり)
部屋の中央に一段低く四角に切った炉を"囲炉裏"と呼びます。
大きさは炉口1m前後の正方形か長方形で、火を焚き、暖をとったり煮炊きをしたりします。
古くは土間の地面に作られた地炉でしたが、やがて土間と板の間の境に作られるようになり、さらに板の間や座敷の床面に作られるようになりました。
囲炉裏は家の真ん中に設けられ、人の集まる場所として家庭生活の中心でした。
「紀泉わいわい村」では、この囲炉裏の火を囲みながら、お茶を沸かしたり、お鍋をつついたり、楽しいひとときを過ごして頂くことができます。また、囲炉裏に集まった皆さんとの語らいは時が過ぎるのも忘れさせ、人と人との出会いと交わりを深めていただけると思います。
かまど
昭和30年頃までは、どこの家でも主な燃料はわらや薪でした。農家はみんな玄関から裏口まで土間が通り抜けていて、土間の一角に「へっついさん」がありました。正しくは「かまど」というのでしょうが、この辺りでは「へっついさん」と「さん」づけで呼んでいて、背後に火の神様「三宝荒神」の神棚があり大切に祭っていました。藁(わら)は稲刈りのあと田圃で乾かして持って帰り、屋根裏にたくさん積んでありました。とくに麦わらや大豆の枝葉はパチパチ音がして、よく燃えました。「初めちょろちょろ中パッパ、赤子泣くとも蓋とるな」などと言いながら、煙たくて目に涙をためて、へっついさんの前で火の番をしていたのも子供の頃の懐しい思い出です。
わらや薪を燃料に、へっついさんで煮炊きすると、すすや灰がたくさん出て、長年の間に家の壁も柱も天井もすすけて真っ黒でした。しかし、そのすすが虫や腐りから柱や茅葺を守り木材建築を長く保つ昔の人達の生活の工夫がありました。「紀泉わいわい村」では、実際に薪を集めて羽釜でご飯を炊いたり、さまざまなお料理をしていただけます。
茅葺風宿泊棟(小)
キャンプ場・野外炊飯場
テントサイト
紀泉わいわい村の奥に位置する緑豊かなテントサイトでは、8人用のテントを最大14張(定員112名)設営していただけます。
テント一式、寝袋、自炊道具は全て貸し出ししております。ご自宅からお持込いただく場合は、宿泊料が割引になります。
施設内の野外炊飯場、共同トイレ、シャワーをご使用いただけます。
田畑
田畑
紀泉わいわい村には約3反(3000平米)の田んぼと畑があります。田んぼでは、毎年「すずめの学校」の参加者がうるち米ともち米を育てています。5月から田んぼに水を張り、6月に田植え、10月に稲刈りを行っています。生きていく中で大切なお米の生産を、実際に土に触れながら体験できます。米作りを通して、お米の成長に欠かせない周りの生きものとの関係や、里山という環境について学ぶことができます。畑では、四季折々の野菜や花を栽培しています。ご希望に応じて、季節の野菜の収穫体験を行っています(数に限りがありますので、詳しくはお問い合わせください)。また、畑の横にはハーブ園があり、各種ミントやローズマリー、タイムなど様々なハーブを植えつけています。
展示棟
展示棟
約25坪ほどのこの民家は、以前には良く見られた泉南地方の一般的な農家を忠実に復元しています。建物内には、8畳の座敷・4畳半の納戸や囲炉裏の居間の三部屋があります。土間にはへっつい(かまど)が備えられ、脱穀機などの昔の道具も展示されています。
屋根は下層にアシ、その上にボリュームを出すためにわらが敷かれ、上層は茅が積まれた三層となっています。屋根の一番上に乗せられているどんぶり瓦はこの地方の特徴となっています。一歩入ればそこには里山の生活が見えてきます。
萱葺き屋根の休憩所 【四阿(あずまや)】
紀泉わいわい村の一番小高い丘に茅葺の四阿が舞台形式で立てられ、前に広がるお祭り広場と合わせて各種行事、催しができるようになっています。学校のスタンツ大会や、コンサートの舞台に使われています。 平素は「紀泉わいわい村」の利用者の憩いの場所になっています。天気の良い日には、縁側に座ってのんびりとされる方が多くいらっしゃいます。四阿内には大きな囲炉裏も備わっており、夜には暖をとりながらのおしゃべりも楽しめます。
手押しポンプ
田畑の入り口には「手押しポンプ」があり、手で水をくみ上げることができます。昔の人々の生活にはなくてはならなかったものです。江戸時代までは「釣瓶(つるべ)」という、縄の先に桶をつけた道具を使って、水をくんでいました。明治・大正時代以降は「手押しポンプ」が発明され、連続で深い井戸の下からくみ上げることができるようになりました。しかし、昭和30年代ごろに水道が普及し、手押しポンプを町で見かけることが少なくなりました。 紀泉わいわい村の手押しポンプは、井戸ではなく村内を流れる川の伏流水をくみ上げています。 ぐっと持ち手を押して、水をくんでみましょう。くんだ水で手を洗ったり、収穫した野菜の泥を落としたり・・・。手間をかけて得た水は、水道からすぐに出てくる水とは少し違う気がしませんか?
事務所棟
食堂棟
研修棟
紀泉わいわい村へのお問い合わせ
お電話でのお問合せ
072-485-0661

FAXのお問合せ
072-485-0662
